ビットコインのマイニングとは、
約10分ごとにブロックチェーンの取引台帳に新たな取引記録を追加する際、それまでの内容に不正や改ざんがないかチェック、承認して記録に追加更新すること
を言います。
マイニングというと日本語で「採掘」ですし、マイニングすることを「掘る」とも言いますが、マイニングをしているからといって仮想通貨(暗号資産)を実際にどこかで採掘しているわけではありません。
ビットコイン マイニング
ビットコインなど仮想通貨(暗号資産)は、全ての取引履歴を繋げたブロックチェーン上で管理されているものです。
つまり、
マイニングはビットコインのネットワークを支えるもので、マイニングがされないとビットコインは取引が成り立ちません。
そしてビットコインの取引台帳の管理者はビットコインネットワークの参加者なので、このマイニングを手伝う見返りとして報酬を得ることができるようになっています。
ビットコイン マイニング 報酬
約10分間の間に世界中で行われたビットコインの取引データが、過去のものも含めて全て正しいものであることを確認し承認すると、マイニング報酬としてビットコインが発行されます。
ただし、このビットコインのマイニング報酬を得ることができるのは、一つのブロックに対して最初に承認に成功した1名だけです。
ちなみにビットコインのマイニング報酬は、6.25BTC(2021年3月現在)。
約4年に1度のペースで1ブロックあたりのマイニング報酬は半減するようプログラムされており、全てのビットコイン発行が終了した後は取引手数料のみがマイナーの受け取ることができる報酬となります。
ビットコイン マイニング 電力
「1BTC=600万円」なので、ビットコインのマイニングに成功したら「6.25BTC×600万円=3,750万円」の報酬を得ることができます。
誰よりも早くマイニングを成功させて報酬を得るため、ビットコインのマイニングは大規模なマシンを用意して取り組まれていたりと、競争はかなり激しいものとなっています。
そのためビットコインのマイニングは電力消費も大きく、高性能なマシンを大量に動かしているため使用する電力も1国の年間の電気量となっているとも。
いくらビットコインの価格が上昇しているとはいえ、電気代の高い国でマイニングを行うと損失となることもあるため、電気代の安い国や熱効率の高い国でビットコインのマイニングは多く行われています。
ビットコイン マイニング 個人
個人がビットコインのマイニングに参加して報酬を得ることは、現在は大規模な設備を持った企業と競争をする必要があるため簡単ではなくなっています。
もちろん、マイニングに参加する人がまだ少なかったビットコインが誕生したころであれば、個人でもビットコインのマイニングは可能でしたがコストがかかりすぎます。
個人でビットコインのマイニングを行って報酬を得るのは難しいですが、アルトコインの中には、銀行口座の定期預金のように預け入れることでマイニング報酬を得る方法もあります。
これをステーキングといいますが、ステーキングについての詳細はこちらで紹介しています。